英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

キプロスはユーロ離脱すべきか

 雨。冬のような寒さ。
 キプロス問題は、キプロスのユーロ離脱という最悪の事態を回避できたが、ユーロ加盟国間に深刻な不信感をもたらしている。
 交渉にかかわった関係者によると、1週間にわたる交渉はカオスのような交渉だったという。2つのキプロス銀行を閉鎖し、今回は最初のベイルイン型の処理となった。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323605404578382943506534114.html?mod=WSJEurope_hpp_LEFTTopStories
 そして、クルーグマン教授は次のように述べている。キプロスはユーロから離脱すべきだ、と。理由は簡単で、ユーロにとどまり続ける限り、キプロスは長期間にわたって深刻な不況に見舞われ続ける。もし、ユーロから離脱すれば、新通貨が下落し、新たな輸出産業の構築という再建作業がやりやすくなる。
 ギリシャ問題が深刻化した際にもみられた議論だ。キプロスの二大輸出産業は銀行業と観光だ。
 http://krugman.blogs.nytimes.com/2013/03/26/cyprus-seriously/