英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

キプロス預金流出

 サリーメイの愛称で知られる米国の学生ローン会社が2社に分割されることになった。日本から想像しがたいが、教育ローンマネジメント会社と消費者金融会社に分かれる。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324866904578512864250143212.html?mod=WSJ_hps_LEFTTopStories
 キプロス危機により、銀行預金がどのくらい流出したのだろうか。ECBのデータによると、ユーロ圏の主要国の銀行では軒並み4月の預金残高は減少したという。それは、キプロス危機の対処方法として、銀行預金者に負担を負わせる処理をしたからだ。影響が大きかった国は当然ともいえるがキプロス。総預金の7・3%、32億ユーロが流出した。
 この7%の数字(deposit flight)をどうみるか。この数字には預金保険の対象外の預金の評価減は含まれていない。また、預金流出は依然として継続しているとみられる。  
 キプロス以外のユーロ圏諸国においては、ギリシャの影響も大きかった。28億ユーロ、1・6%ほど民間預金が減少した。スペイン、スロベニアでも預金が減少した。
 それとは対照的に預金が増えたのは、フランスやドイツ、ベルギーなどの金融機関。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324412604578512773275244176.html?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection