英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

キプロスの預金課税

 曇りのち雨。今日はかなりの強風のようだ。
 ユーロ圏やIMFから100億ユーロの支援を受ける代償として、キプロスが導入しようとしている預金課税(a bank deposit levy)が話題になっている。もしこれを受け入れないと、キプロスの銀行システムが崩壊してしまう、と大統領は警告している。
 実際に実行するには、3日間のバンクホリデーを踏まえた後の火曜日から実行することが予定されている。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323639604578366482313616070.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
 Calculated Riskでもキプロス問題が取り上げられている。預金高に応じて課税される率が異なり、10万ユーロ未満は5%、50万ユーロまでは10%、50万ユーロを超えると、13%が課されるという。
 同ブログが要約しているように、キプロスの預金者が迫られている選択肢は2つに一つ。つまり、預金課税を受け入れるか、それともすべての預金者の預金が消え去るか。
 http://www.calculatedriskblog.com/2013/03/cyprus-update.html
 関連したFT紙の記事。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f890566a-8f24-11e2-a39b-00144feabdc0.html#axzz2NfsSUKhU
 レアルポリティークの教訓と題する記事。
 https://pawelmorski.wordpress.com/2013/03/16/cyprus-a-brutal-lesson-in-realpolitik-2/