英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

総裁対決

 晴れ。
 8月は社債発行が非常に多かった。より高い利回りを求めて、国債より社債を選好する投資家が多かったからだ。現時点で8月の社債発行額は1200億ドルにのぼる。月間平均580億ドルの倍以上だ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f987604c-ede7-11e1-8d72-00144feab49a.html#axzz24X78czei
 シカゴ連銀のエバンズ総裁、セントルイス連銀のブラード総裁。両者はFOMC投票権を持つメンバーではないが、二人の対照的な発言が注目される。
 ハト派のエバンズ総裁は追加緩和への支持を改めて表明した。状況を改善するには毎月30から40万人の雇用増加が必要であり、追加緩和が正当化される経済状況だと述べた。
 これに対し、来年投票メンバーになるであろうブラード総裁は、7月〜8月の議事要旨時点の後により好転した経済統計が公表されており、議事要旨の議論は少し古くなっているという。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/08/fed-watch-dueling-fed-presidents.html
 エバンズ総裁が香港で講演した。失業減らしの遅れはコスト高である、と主張し、期限なしの量的緩和を支持した。
 http://www.calculatedriskblog.com/2012/08/feds-evans-supports-open-ended-qe.html