セントルイス連銀のブラード総裁が5月16日に講演を行った。2008年以降、Fedが実施してきた金融緩和策を挙げたうえで、主要なリスクは超金融緩和策に連邦準備委員会があまりにコミットし過ぎていることだと指摘する。今のところ、超金融緩和策は妥当な政策であるが、緩和策を過剰に追及し過ぎると、1970年代型のインフレが再燃しかねない、と警告している。
「Do not let the inflation genie out of the bottle.」
http://research.stlouisfed.org/econ/bullard/pdf/BullardDialogueWithTheFedLouisvilleKYMay16_2012_Final.pdf
同様の懸念は、イングランド銀行のインフレレポートに関連し、英国でも議論されている。
http://blogs.ft.com/money-supply/2012/05/08/would-more-qe-risk-a-return-to-the-1970s/#axzz1vJtHEEpc