英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

バーナンキの初会見

 快晴。昨日は日中、汗ばむくらいだった。空調も心なしか、節電を意識しているような気がする。

 注目のFOMCとバーナンキ会見。
 http://www.ft.com/cms/s/0/dcc7f60a-70ee-11e0-962a-00144feabdc0.html#axzz1KOkNCz00
 引き続き、インフレに警戒を怠らず、強いドルが米国および世界経済にとっても最大の利益になると述べた。QE2は計画通り6月末で完了し、経済見通しはよりゆっくりした成長と高インフレ、より低い失業率を反映したものに見直す。
 記者会見に際し、バーナンキ議長は、インフレへの警戒感を強める右派と、失業率への取り組むを求める左派の両派のバランスをとった回答を模索していたようだ。 
 インフレについて、現在の原油高に伴うインフレは一時的なものだが、対処する代替手段がないと述べた。インフレ期待が高騰する際は、反応しなければならないだろうと述べた。
 また、ドル安で放置することにはFedは慎重であると再確認した。
 発言が伝わると、米国株は08年6月以来の高値をつけた。ドルは安くなった。
 米国のGDPは現在、2011年に3.1から3.3%成長が予想されえちる。当初は3.4から3.9%予測だった。インフレ率は当初の1.3から1.7%から、2.1から2.8%に引き上げられた。失業率も、8.8から9%の当初予想から引き下げられ、8.4から8.7%に。
 Fedは、ジレンマに直面している。経済は減速のサインが出ているが、インフレ率が上昇している。第1四半期の成長率は2%を切る予測が出ている。一方、消費者物価指数は2.7%。
 商品価格高騰にどう対処するかは、Fed内の立場を分ける分水嶺になる。

 Calculated Riskのコメント。
 http://www.calculatedriskblog.com/2011/04/few-takeaways-from-bernanke-press.html
 会見にサプライズなし。
 

 ロイヤルウェディング前夜だが、英国の成長率は低迷し、0.5%にとどまっている。
 http://www.ft.com/cms/s/0/a48d5d50-70a5-11e0-9b1d-00144feabdc0.html#axzz1KOkNCz00

 米国の成長率が減速し、1.8%になったとのニュース。インフレが消費を抑えたようだ。
 http://www.ft.com/cms/s/0/5f113d02-718e-11e0-9b7a-00144feabdc0.html#axzz1KOkNCz00