英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

欧州右翼とイスラエル

 新潟や福島では記録的な大雨だった。涼しい朝。
 米国の債務上限問題はデッドラインに向け、最後の大詰めを迎えている。
 袋小路から抜け出せず、米国財務省は8月に予定されていた4半期ごとの国債発行を延期することをディーラーに伝えた。
 米国債の10年もの金利は2.79%まで16ベーシス低下した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/47081ac6-b9e3-11e0-8171-00144feabdc0.html#axzz1TXvQpsZf
 経済指標も良くない。第1四半期成長率は1.9%から0.4%に大幅に下方修正された。第2四半期は年率換算で1.3%の見通し。
http://www.bea.gov/newsreleases/national/gdp/gdpnewsrelease.htm
 なぜ、このように袋小路に陥ったのか。主因はティーパーティの非妥協性だ。彼らは8月2日のデッドラインを見せかけだと見ている。8月3日に何が起きるのだろうか。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9949d56c-ba0c-11e0-b7a9-00144feabdc0.html#axzz1TXvQpsZf

 一方、就任したばかりのIMFのラガルド新専務理事が、米国の構造的失業について言及している。
 ラガルド氏は、米国の構造的失業は増えており、金融政策よりも、財政政策が失業対策の負担を負うべきだ、と指摘している。
 http://blogs.ft.com/money-supply/2011/07/26/lagarde-fiscal-not-fed-policy-needed-for-jobs/#axzz1TY529eEF
 ラガルド講演では、日本のソブリン債務への言及もある。
http://www.imf.org/external/np/speeches/2011/072611.htm

 シュピーゲル誌の指摘。不気味なつながりが蠢いている。イタリアやフィンランドで勢力を伸ばしている欧州の右翼勢力がイスラエルに触手を伸ばしているとの指摘だ。
http://www.spiegel.de/international/europe/0,1518,777175,00.html