英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドラギ総裁

 今日も快晴。だが、テニスは久しぶりに休む。風邪が完治した感じがしない。咳も止まらない。

 FT電子版トップは、マドフ事件のあのマドフの息子がニューヨークのアパートで死んでいるのが見つかったという記事。自殺らしい。46歳だった。
 http://www.ft.com/cms/s/0/5d0b830e-0538-11e0-b31a-00144feabdc0.html#axzz17uKBeELS

 イタリア中銀のドラギ総裁が、ECBによる大規模な国債購入政策を批判している。ECBの独立性を損ない、EU条約に抵触している、という。
 http://www.ft.com/cms/s/0/eabbdaf8-03be-11e0-8c3f-00144feabdc0.html#axzz17hXwF2NZ
 ユーロ圏の政府に対し、金融市場における信頼を高めるために、財政規律をもたらす信頼性のあるプログラムを始めるよう求めている。 
 ドラギ総裁はFTとのインタビューの中で、ECBによる無制限の流動性供給に依存している脆弱な銀行をどう扱うかについて、ECB内部で具体的な提案を議論していることを明かしている。
 ECBによる債券購入プログラムは、ドイツで特に論争の的になっている。ドイツ・ブンデスバンクのウェーバー総裁は、このプログラムに反対している。公表資料によれば、ECBは5月のプログラム開始以降、690億ユーロの国債を購入した。しかも、この総額は特にここ数日に急増した。もし米国スタイルの買い取りを志向するなら、1兆ユーロ規模が必要になるという。
 しかし、ドラギ総裁は、このプログラムは政府に安く資金調達させることを目的にしていないという。そうではなく、債券市場を正常に機能させることが目的だ。