英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ユーロ圏追放の可能性

 明け方激しい雨が降って、朝は涼しい。やっと一息つける。
 日経新聞が朝刊一面で、パナソニック三洋電機パナソニック電工を完全子会社化するスクープ記事。金額が確かにでかいが、それほど大きく扱う話なのだろうか。

 FT紙に興味深い記事が掲載されていた。
 http://www.ft.com/cms/s/0/8f7c5f94-9a6b-11df-87fd-00144feab49a.html
 加盟国がユーロ圏を離脱させられることに伴うデリバティブや債券の潜在的な損失に備え、銀行が準備を始めたという話。文中、「eject」という言葉が使われている。可能性が非常に低いとはいえ、論理的には追い出す事態が想定されているのだろう。銀行だけでなく、ISDAもシナリオ検討を始めるようだ。
 今年の初め、ドイツのメルケルが、改革に否定的な国はユーロ圏から出て行くべきだ、という趣旨のことを示唆し、トリシェが否定した経緯があったらしい。
 問題は、ユーロ圏追放が、デフォルトにあたるのかどうか。

 次いで中国の話。
 http://www.ft.com/cms/s/0/2ff1d6ea-9a65-11df-87fd-00144feab49a.html
 人民元が国際通貨(international reserve currency)に変化する大きな一歩がまた記された。香港における人民元取引の多くの規制を取り除いた。