原油価格の下落と、最近グローバルな規模で起きている為替レート調整との関係について考察している。
原油価格が動くことによって為替相場には、理論的には２つのチャネルで波及していく。一つは交易条件。もう一つは資産効果である。原油価格の下落によって、原油輸出国の実質為替相場は減価する。しかし、理論上はそうであっても、実際の動きは異なる。こうした理論上のチャネルを相殺するような動きが起こるからだ。
http://www.voxeu.org/article/oil-prices-and-value-oil-currencies
