晴れ。
ガザ北部の戦闘はほぼ終了した。しかし、南部ガザの状況は一層悪化している。人道的危機である。
6週間前に100万人の故郷でもあった町は、いまやがれきと化した。エコノミスト誌は11月14日にイスラエル軍の招きで、アルシャティキャンプを訪れた。北部ガザにある難民キャンプである。9万人いたという住民は誰もいなかった。多くのアパートビルは破壊され、それ以外も大きく破壊されていた。電気も水も、インフラもすべて存在していなかった。この状況はガザのほかの地域も同様である。
北部ガザの掌握は、ハマスに対するイスラエルの戦争の一つの区切りが終わったことを象徴している。イスラエルが10月27日から始めた攻撃により、1万1000人以上のパレスチナ人が殺された。
問題は2つある。一つは南部ガザにおいて人道的災厄をどのように緩和するのかだ。2つ目は戦闘後、何が起きるのかだ。
イスラエルの病院包囲攻撃。
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