英字紙ウォッチング

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中国政府の方針がアップルに投げかける影

 雨。台風襲来である。

 アップル株が中国経済の減速懸念により、大きく下落している。アイフォーン15の発売を前にした動きである。

 投資家は中国経済の動きに警戒心を募らせている。というのも、中国政府が公務員のiPhone使用を厳しく取り締まる方針を示しているからだ。この結果、2000億ドルもの市場価値が打撃を受けている。来週の最新型iPhone発表を前に、アップルの業績に影を投げかけている。

 中国政府の規制により、ファーウェイが躍進し、さらに中国市場においてサムスンの台頭を許すことになるかもしれない。

 中国市場の混乱が出る前、アナリストらは、新型iPhone15の発表はアップルを世界最大のスマホメーカーの地位に押し上げる原動力になると予想していた。しかし、アップルの株価は過去2日間で6パーセントも低下している。投資家が中国市場の先行きに不安を募らせ、逃げ出しているからだ。アップルにとって、中国市場の売り上げは2割を占める。

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