英字紙ウォッチング

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アジアの見過ごされた巨人・インドネシア

 エコノミストより。アジアの見過ごされた巨人。インドネシア特集である。インドネシアが地図上に帰ってきた。次の10年間はより一層重要な国になる。

 今週のG20会合はインドネシアで開かれた。人々が見過ごしがちな、最重要国である。1990年代のアジア通貨危機において、この国の経済や政治は世界中の注目を集めた。スハルトによる32年に及ぶ独裁政権が崩壊し、引き起こされた危機である。

 それから25年が経過し、インドネシアは再び重要なステージに躍り出た。世界最大のムスリムが多数を占める国であり、世界で3番目に大きな民主主義国である。人口は2億7600万人。数千に及ぶ島々に人々は分かれて住んでいる。そして、アメリカと中国がこの国をめぐって戦略的な駆け引きを繰り広げている。

 そして、インドや他の新興国市場と同様、グローバリゼーションや西側の価値観優越を見直す新しい世界秩序に対応しつつある。

 https://www.economist.com/leaders/2022/11/17/why-indonesia-matters