民主党のペロシ議長が台湾を訪問する計画を立てている。しかし、ホワイトハウスは訪台を思いとどまるよう求めており、そのことが台湾政府を神経質にさせている。
台湾政府関係者によると、中国が来月のペロシ訪台によって報復を行うというリスクと、ワシントンがこの訪問を取りやめるリスクの間にはさまれているという。米国政府による訪問の反対は、中国政府を大胆にするリスクがあるというのだ。
もし訪問が中止になれば、中国政府の脅迫戦略が機能した、ということになる。その結果、台湾に関わることをためらうという、冷え込み効果をもたらすことになる。
だが同時に、もしペロシ氏が訪台を強行すれば、中国による報復リスクもあるという。
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