英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ウクライナ平和の経済的帰結

 ラジャン教授。友達共有にはノーと言おう、というタイトル。世界的なサプライチェーンショックを前にして、政府は新たな政策を打ち出そうとしている。しかし、自由で公平な貿易を捨てることは解決にならない。

 イエレン財務長官が4月、演説を行い、「フレンド・ショアリング」を呼びかけた。

 https://www.project-syndicate.org/commentary/friend-shoring-higher-costs-and-more-conflict-without-resilience-by-raghuram-rajan-2022-06

 https://home.treasury.gov/news/press-releases/jy0714

 アイケングリーン教授。

 https://www.project-syndicate.org/commentary/demand-for-russia-war-reparations-imperils-ukraine-peace-by-barry-eichengreen-2022-06

 これもPSより。中央銀行は依然としてインフレ対処について後手に回っている。現在のインフレの水準は経済的、社会的、そして政治的に非常に大きな問題となっている。貧困層や金融的にあまり洗練されていない層に相対的に大きな悪影響を与えているからだ。なぜFedやECB、イングランド銀行はそれらを加速させるようなことをしているのか。

 この春以降、CPIやPCEは上昇を続けている。しかし、Fedはそれにも関わらず正反対のことをしている。5月の会合においてFOMCは6月と7月の会合で50ベーシス引き上げることにこだわった。

 https://www.project-syndicate.org/commentary/fed-boe-ecb-still-behind-curve-by-willem-h-buiter-and-anne-c-sibert-2022-06