曇り。
注目されるバイデン政権の高官人事である。バイデン氏自身は穏健派と急進派の両方のバランスをとる必要がある。特に財務長官人事が重要になる。
名前が挙がっているのが、FRBのブレイナード理事だ。
https://www.ft.com/content/1cee6eb6-e9a6-4b42-adaa-e0273887bd65
バイデン政権の政策が実現するのか。それを左右するのは上院の結果となりそうだ。上院で過半数を制するのがどちらの政党になるかによって、バイデン政権の狙う税制やヘルスケア、気候変動に対する政策のゆくえが左右される。
バイデン政権の移行チームがいくつかの政策提案を準備している。それは経済からヘルスケア、気候変動、そしてそれ以外の国内政策の問題について野心的なテーマも含めて準備されている。
そして、その政策の実現度合いは1月初旬に予定されているジョージア州の上院議会選挙にかかっている。2議席が争われる。
もし民主党が両方のレースで勝利すれば、バイデン氏とエコノミストらは政策実現度合いが高まる。経済復興のために大規模な経済刺激策を推し進めるだろう。その規模はこの秋に下院民主党が認めた2.2兆ドル規模にほぼ近いものになりそうだ。
民主党のチームは同時に、政府の雇用プログラムも計画している。10万人の米国人を雇用する。
上院で過半数をとれば、バイデン氏は富裕層や企業に対する増税も実現できるだろう。この財源を使い、道路や橋の再建に振り向けることができる。そして、ヘルスケアシステムも変革できる。
しかし、もし共和党がジョージア州で勝利すれば、バイデン氏はいくつかの大統領令で政策目標を実現していくことになる。
今日のブリーフ。インドでコロナ第2波。だが、直近の感染者数は急激に減少している。
一方、中国政府は香港の締め付けを強化している。親民主派の人物を国会から追放した。
https://www.nytimes.com/2020/11/11/briefing/india-virus-china-singles-day-vaccine.html