曇り。
ウイグル迫害は人道に対する罪である。世界におけるもっとも後ろ暗い人権への攻撃の実例である。エコノミストより。
習近平氏による最初のストーリーは信じがたいものだった。本当に中国政府はムスリムの強制収容所を運営していないのだろうか。たしかに、ウイグル人は過激派とレッテル張りをされていないのか。しかし、エコノミスト誌によると、ウイグル人に対するキャンペーンの実情は中国国内外を問わず、非常にショッキングなものだった。公的資料や生き残った人の悲惨な説明による。
2018年になり、中国政府は、強制収容所の存在を否定していたのを、存在を認めて自発教育とトレーニングセンターであると言い換えた。教育とは、人々をより市場で約二経つスキルを得させるために手助けする施設である、と。
しかし、実態は習思想を信じ込むよう教えられ、コーランは捨て去るように言われた。そして、収容所は大規模な社会支配の手段の一部と化している。
中国全体からすると、ウイグル人の1200万人という人数は少数派である。かれらのトルコ系の言葉は中国語とは大きく異なる。彼らの多くはムスリムで、一部の人がテロ攻撃を実行している。2014年に43人が死亡した爆発事件がそうだ。しかし、2017年以降、テロ攻撃は起きていない。
収容所では、家族は他の家族を監視し、疑わしい行動はないか、報告するよう求められている。数十万人のウイグル人の子供たちは親から引き離されている。女性は多くの子供を産むことを禁じられている。2015年と2018年の出生率を比較すると、60%以上落ち込んでいる。