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トランプ氏は死去したギンズバーグ判事の後任に、バレット氏を指名する考えを示した。最高裁は保守派判事が過半数を占めることになる。
バレット氏は48歳の連邦裁判所判事で、宗教的には保守派。避妊に反対する姿勢を示している。ギンズバーグ氏がリベラル派の象徴的存在だったのに対し、正反対の人選となる。
上院の共和党議員らは、11月の大統領選の前にトランプ氏による指名が素早く行われるよう示唆している。土曜日にはホワイトハウスにおいて、公式に後任判事の指名が発表される見通しだ。
トランプ大統領は金曜日の夕方、報道陣に対して、自身の考えを決めたが、バレット氏を選ぶかどうかは明言しなかった。
トランプ氏は過去1週間、大統領選を前に彼の支持基盤を活気づけるために、最高裁判事に保守派の判事を任命することを強調していた。トランプ氏は任期中、3人の最高裁判事を指名する機会を得たことになる。これはレーガン大統領以来、発生しなかった事態だ。
共和党は、民主党の反対を受けたトランプ氏の指名によって、11月の大統領選で有利になるとみている。
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