曇り。
FOMCである。Fedは少なくとも2023年末までゼロ金利を続けるとのメッセージを発した。
Fedはコロナのパンデミックに対し、金融政策を強化した。政策金利は少なくとも2023年末までゼロ状態が続けられる。同時に、インフレ率が2%をしばらくの間上回るまで、金融政策を引き締めないとのメッセージも発した。フォワードガイダンスの強化である。
この新しいフォワードガイダンスは、Fedのよりハト派的な長期スタンスを強める格好になった。ゼロ金利は今後数年間は続けられそうだ。
水曜日にはパウエル議長が記者会見し、これは我々の信頼に関わる問題である、と述べた。
米国経済はFedの見通しよりも早いペースで回復している。だが、この回復ぶりは完全ではなく、脆弱なものだ。財政政策のサポートも必要としている。
水曜日にFOMCはより野心的な経済の目標を示した。インフレ率は2%をしばらくの間上回り、長期のインフレ期待が2%にアンカーされていることだ。
Fedの中心的な見通しによると、2020年の経済成長は3.7%の減少となる。失業率は7.6%の見通しである。
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