英字紙ウォッチング

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宇宙開発の次の50年間

 曇り。

 エコノミストより。宇宙開発の新時代が始まっている。法の支配や武器の管理システムが必要であると訴えている。

 50年前に、ニール・アームストロングがその足を月の表面に踏み入れたとき、世界中に恐れと誇りと脅威が広がった。当時、エコノミストは、人類はこれ以降、人類が望むこの世のどこへでも行くことができる、と述べた。しかし、実際にはそうならなかった。

 月面への着陸はやはり異常なことである。目標は月着陸そのものにあるのではなく、米国の特別な能力を示す手段にあった。そのことは、一度達成されれば、もはや再現する必要はなくなった。

 わずか571人の人々のみが宇宙に出た経験を持つ。

 今後の50年間は、これまでの50年間とはまったく違ったものになるだろう。コストが低下し、新しいテクノロジーが生まれる。中国やインドの野望もある。そして、新世代の起業家たちが宇宙開発を大胆に進める時代になるだろう。そして、富裕層にとっては宇宙旅行の時代が到来し、コミュニケーションネットワークは改善される。

 長い目でみると、鉱物資源の探査や大量輸送も可能になるかもしれない。宇宙空間は地球開発の延長線上に位置づけられるかもしれない。

 https://www.economist.com/leaders/2019/07/18/a-new-age-of-space-exploration-is-beginning