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イギリス10月14日総選挙?

 曇り。

 イギリスのジョンソン首相は10月14日に総選挙を行うと脅しにかかっている。ブレグジットに関する議会での投票で、反対論を抑えるための最後通牒である。

 保守党内のハードブレグジット反対派が労働党に加担するようであれば、総選挙に打って出ると脅しにかかった。

 この発言は議員らが夏休みから戻り、首相からブレグジットのプロセス権を取り上げるか否かの投票の際に飛び出した。

 およそ15人から20人の保守党議員が労働党やその他の反対する党と協力すると見られている。そして、ジョンソン首相を引き留めるために緊急法を上程し、可決することを狙っている。

 ジョンソン首相は党内の反ノーディール派と会談する予定である。しかし、もしハモンド元党首らに率いられるグループをつなぎ留められなければ、ジョンソン首相は敗北する。火曜日の投票は綱渡りである。

 緊急の閣議の後、ジョンソン首相はダウニング街で、反対派に圧力をかける演説を行った。そして、はっきりと、ブレグジットを終わりなく遅らせるよりは選挙に打って出るという考えを明確にした。「ブリュッセルに対し、延期を求める考えはない」と明言したのだ。

 しかし、首相が現行制度のもとで総選挙に打って出るには、議員の3分の2の支持が必要になる。ジョンソン首相の支持者は、世論調査では勝利すると信じている。

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