英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

スーチー氏の失敗

 反ファシスト(antifa)を掲げる左派勢力が、その戦略や戦術をめぐって意見が対立している。従前は緩やかなグループの集まりだったが、対立が先鋭化しているというのだ。彼らは時には平和的な抗議者として信頼されていたが、時には扇動者として批判されることもあるのだ。
 https://www.wsj.com/articles/how-antifa-violence-has-split-the-left-1505833640
 ミャンマーのスーチー氏は、ロヒンギャ問題という試験に失敗した。ミャンマー軍の虐殺行為に及び腰であることが判明した。
 スーチー氏はミャンマーにおける事実上のリーダーで、民主化の象徴であった。しかし、火曜日に国際社会に放送された演説で、軍の行う民族浄化の動きに弱腰であることをさらしてしまった。
 週末、国連のグテレス事務総長が軍の行動をとめる「最後のチャンス」だと警告していた。しかし、そのチャンスは去ってしまった。
 彼女のスピーチは人間性や哀れみを欠くものだった。ロヒンギャという言葉も発しなかった。
 https://www.ft.com/content/2c758bc0-9d31-11e7-8cd4-932067fbf946