英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ロケットマンに告ぐ

 曇。
 トランプ氏は国連で初めて演説を行い、もし米国が北朝鮮体制へ行動を起こせば、北朝鮮全体を破壊すると警告を行った。
 トランプ氏は、米国は非常に強い力と忍耐力を持っているが、もし同盟国や米国自身を防衛せざるを得ない場合が出てくれば、選択の余地なく北朝鮮全体を破壊するだろう、と述べた。「ロケットマン」こと金主席に対し、自殺行為は彼自身だけでなく、彼の体制の崩壊に繋がると警告した。
 トランプ氏はイランも激しく非難している。その権威主義的な体制や2015年の非核化合意を非難した。米国を含む6カ国と合意した非核化は、米国が過去に結んだ最悪で、一方的な取引だ、と述べた。
 トランプ演説に対し、各国の代表団らはさまざまな反応を見せた。スピーチ前半のアメリカ・ファーストを定義したくだりは喝采を受けた。イスラエルは米国のイランに対する姿勢を賞賛した。
 しかし、イランとの核合意は依然として生きていると考える他の世界の首脳にとって、この演説は受け入れられないものだ。
 また、北朝鮮への言及は、トランプ氏が国連という場を使って北朝鮮に宣戦布告した、と受け止める外交官もいた。
 https://www.wsj.com/articles/trump-delivers-dire-warning-to-north-korea-over-nuclear-weapons-program-1505833607