英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

大統領選はデッドヒート

 晴れ。快晴である。
 米大統領選挙まで残すところ、あと数日である。WSJの推計によると、勝利に必要な270人の選挙人のうち、クリントン氏が293を獲得し、勝利しそうだという。しかし、ジョージア州世論調査では接戦が明らかになった。
 トランプ氏は共和党が伝統的に強いアリゾナやテキサスでリードしている。民主党はヒスパニック系の人口が増えていることをきっかけに切り込もうとしている地域である。クリントン氏はジョージアでデッドヒートを繰り広げている。
 この3つの世論調査は日曜日から火曜日にかけて行われた。FBIがeメール問題を公表したあとのことだ。
 ただし、テキサス州では民主党の大統領候補は1976年以降支持されていない。民主党候補が支持されたのは、ジョージア州では1992年以来、アリゾナ州は1996年以来のことだ。しかし、人種的な多様性が民主党の切り込む基盤になっている。
 ジョージア州は最近クリントン氏が選挙キャンペーンを行っていなかった地域で、そうしたプランもなかった地域だ。水曜日になって、クリントン氏はアリゾナ州入りしたが、それは赤から青へ、支持を変える可能性のある州だからだという。
 http://www.wsj.com/articles/new-poll-finds-close-race-in-georgia-1478206826
 エコノミスト誌の最新号。大統領選に絡めて「アメリカの最良の希望」。
 1980年以降に生まれた米国人の4分の1は、民主主義は悪い政府形態であると考えている。この割合は20年前より多い。もし、2つの主要政党が若い有権者にこうした疑念を抱かせるような競争を行うとすれば、それは今回の大統領選をおいてほかなからない。
 http://www.economist.com/news/leaders/21709540-why-we-would-cast-our-hypothetical-vote-hillary-clinton-americas-best-hope