英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

雇用統計プレビュー

 今日は雇用統計の発表日である。大統領選まで4日というタイミングの重要な経済指標な発表。いつものように、5つの注目点。
 エコノミストの事前コンセンサスは17・3万人の増加。失業率は4・9%に下がると見通されている。
 1つめの注目は、緩やかな回復であるかどうか。2016年の平均の新規雇用者数の増加幅は第1四半期は19・6万人、第2四半期は14・6万人、第3四半期は19・2万人とアップダウンした。9ヶ月平均では17・8万人であり、エコノミストの事前予想は年平均に近い。
 一方、失業率は5%近傍で過去1年間ホバリングしている。理由は労働参加率が良い意味で上昇しているからだ。その点で失業率だけでなく、労働参加率の動向にも注目したい。
 3つめの注目が賃金上昇率だ。9月の時間平均給与は0・2%の上昇だった。
 4つめは危機後も雇用がない長期失業者やパートタイム労働者の動向だ。
 http://blogs.wsj.com/briefly/2016/11/03/5-things-to-watch-in-the-october-jobs-report-3/