英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

リセッションはない

 曇り。
 EUとトルコの難民協定についての簡単な解説。
 今回の協定は、難民が不法にEU域内にやってくることを妨げようとするもので、人身売買を防ぐ目的もある。EUのタスク氏もトルコ側も高く評価する協定である。
 しかし、EUの何人かの首脳は、これは輸送や法的な面で問題があると指摘している。
 トルコは人身売買の業者にギリシャの島に送る代わりにお金を支払ったシリア難民も含めて、難民の送還で合意した。その代わり、EU諸国はシリア難民をトルコから直接今年7万2000人を上限に受け入れる。そして、トルコに対し60億ユーロを支払う。これは食料バウチャーや学校、その他難民の生活を向上させるプロジェクトに使われる。
 大きな問題点は、欧州は戦争から逃れてきた人々が避難場所を見つけることができるのが欧州である、と誇りを持っていたが、今回の措置は難民問題を周辺諸国に封じ込めたいという本音が出たものだ。
 難民らはこれに対し、ギリシャからアルバニアを経由してイタリアに入るルートを模索している。
 http://blogs.wsj.com/briefly/2016/03/19/the-eu-turkey-migrants-deal-at-a-glance/
 CR氏。いつも経済データに基づき、予測を当ててきたが、最新の予測は「米国のリセッションの可能性はない」というものだ。2016年にリセッションに陥る可能性は非常に低いとしている。
 http://blogs.wsj.com/briefly/2016/03/19/the-eu-turkey-migrants-deal-at-a-glance/