英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

消えるリセッション懸念

 曇り。ようやく雨はあがった、寒い寒い。
 金曜日の米国の株式市場は、上昇に転じた。ECBのアクションを再評価した結果だと解説されている。この上昇で、年初来の下落分をほぼ取り戻す格好になった。
 上昇相場を主導したのはエネルギーや金融など、これまで売り一方のセクターだ。これで4週連続の上昇となった。投資家は米国経済の改善について、確信を持ち始めた。リセッション懸念を払拭したと言って良い。
 http://www.wsj.com/articles/global-stocks-rebound-1457687038
 ブラックロックのラリー・フィンクが保護主義の台頭に警告を発している。同時にマイナス金利の破壊的なインパクトにも言及している。
 マイナス金利は、退職後の人々の貯蓄を減らし、将来トラブルの種をまきかねないと警告している。木曜日、ECBはマイナス0・4パーセントまで金利を引き下げた。
 彼は、大きな問題はヘルスケアではなく、リタイアメントであると述べている。
 ドイツの場合、退職に備えた貯蓄の8割が債券で運用されており、株式ではないと指摘する。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/02a5e782-e7ce-11e5-ac45-5c039e797d1c.html#axzz42ec9BFPG