英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

3月利上げの可能性

 晴れ。
 FOMCを受けて。Fedは昨今の世界市場の混乱を懸念しているが、3月の利上げの可能性を排除していない。しかし、2日間にわたる会合を受け、声明文が公表されたが、本当に3月に利上げに踏み切るのか、新たな疑問が表面化している。
 先物市場は3月までに利上げする可能性を25パーセントとみている。しかし、Fedはすべての可能性を選択肢においている。
 株価は会合後、値を下げた。米国債は上昇。イールドは低下した。ドル相場はほとんど変動はなかった。Fedは米国経済が緩やかに成長し、雇用も創出、徐々にインフレ率も2パーセント目標に近づいていくとの見通しに固執している。この見通しは3月の会合でアップデイトされる。
 12月会合の見通しでは、Fedは今年年4回の利上げを見通ししている。しかし、マーケットはそれより少ない回数の利上げを織り込んでいる。もしFedの見通しどおりだと、今年末の金利は1・375パーセントとなるはずだが、先物市場は0・605パーセントとなっている。
 イエレン議長のスケジュールは忙しい。3月15、16日の会合の前に議会証言が予定されている。
 http://www.wsj.com/articles/fed-signals-concern-about-economic-outlook-1453921436
 IMFと世銀が原油価格下落が引き金となって起きるデフォルトを未然に防ぐべく動き出した。まず、アゼルバイジャンに両機関の職員が出向き、40億ドルの金融ローンパッケージを供与するべく議論を始めた。それ以外にも中央アジアラテンアメリカで同種の支援が検討されている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9759f42a-c51b-11e5-b3b1-7b2481276e45.html#axzz3yUlWJGFN