英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ECBの変体への情熱

 Gavyn Daviesより。
 マーケットは12月3日開催のECB理事会で、追加の非伝統的金融緩和政策が決定されることを織り込みつつある。スイス国立銀行を除き、これまで先進国の中央銀行は保守的な姿勢をとるとみられていたが、これが変体となるかもしれない。
 ECBは2パーセントの物価目標に到達しないリスクがあるとして、大規模な金融緩和に踏み切るかもしれない。しかし、そうしたリスクが現実化するハードな証拠はほとんど存在しない。実際のユーロ圏の成長率は2パーセントを超えている。そして、少しずつであるが、インフレ率も上昇しつつある。
 前任のトリシェ総裁やドラギ体制の初期であれば、こうした懸念は一蹴されていただろう。
 http://blogs.ft.com/gavyndavies/2015/11/22/the-ecb-shows-the-zeal-of-a-convert/