今日も雨。うんざりする。
来週のFOMCを前に、利上げをめぐる論争が一層激しくなってきた。まずはFedが利上げを断行すべきか、揺れている、という記事。Hilsenrath記者の記事。
水曜日にFOMC前のブラックアウト期間入りしたが、利上げに踏み切るかどうか、まだ決めきれていないようだ。これまでのインタビューやコメントなどを分析する限り、幹部たちの意見は分かれており、不確実性が残ったままだ。
http://www.wsj.com/articles/agreement-on-september-rate-increase-eludes-fed-1441825296
新興国市場はむしろ利上げを実施し、不確実性をなくしたほうが良い、と催促しているという。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e88abe7a-56e3-11e5-9846-de406ccb37f2.html#axzz3l9oB4o2U
人民元改革について。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0f825e12-56cf-11e5-a28b-50226830d644.html#axzz3l0N346lh
米国の金融政策に関して、ローレンス・サマーズが再び言及している。彼は利上げ反対の急先鋒だ。
理由は5つあるという。ひとつは、マーケットがすでに引き締めに動いているという点。株価は下落し、クレジットのスプレッドも拡大している。過去2週間で25ベーシス相当の引き締めが行われた計算になるという。
2つめは世界経済の減速に伴い、インフレ懸念が後退していること。それに関連した3番目の点として、インフレ期待が低位に安定していることを挙げている。
さらに、5番目に挙げているのは、通常の知識では将来をリスクを過小評価してしまいがちな点だ。FedもIMFも、1年前からリセッションを予測できたことはない。事態が起きてから十分後になってからようやく、認知され始める。
http://larrysummers.com/2015/09/09/why-the-fed-must-stand-still-on-rates/
マーチン・ウルフは、7年近く超低金利を続けると、何が起きるかを論証している。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b1ebac86-556b-11e5-9846-de406ccb37f2.html?ftcamp=published_links%2Frss%2Fcomment%2Ffeed%2F%2Fproduct#axzz3kzHGV500