曇り。
欧州側はギリシャに対し、もし国民投票でノーという結果が出た場合、ユーロ離脱を意味すると警告を発している。これに対し、チプラス首相は、もしノーが増えれば、交渉において優位な立場に立てると強調している。
ある意味、ギリシャの国民は急に、国の将来について決めるよう促された格好だ。しかも、イエスにしてもノーと答えるにしても、将来には苦痛が待っている。
一方、現場レベルでは銀行窓口で混乱もあるようだ。1回あたりの現金引き出し額に制限がかかっており、年金受給者に影響が出ている。
世界の金融市場にはギリシャの影響が出た。しかし、崩壊することはなかった。
http://www.wsj.com/articles/europe-warns-greeks-that-no-vote-in-referendum-would-lead-to-euro-exit-1435612657
ギリシャ問題を受けて、米国のダウ株価指数は350ポイント下落した。ギリシャに加え、投資家はプエルトリコの債務償還能力に関心を向けている。中国の株価下落も気がかりだ。
http://www.wsj.com/articles/u-s-stock-futures-fall-sharply-as-greek-debt-crisis-worsens-1435580824
ギリシャの国民投票はユーロに対する信任投票でもある。EUのギリシャ国民に対するメッセージだ。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a6bed852-1e42-11e5-ab0f-6bb9974f25d0.html