英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イエレンはタカ派?

 先週のFOMC後のイエレン議長の会見について。ハト派色の強く出た会見という評判だが、TimDuy教授は、異なる見方を提示している。
 現在、市場で流通している見方は、今のまま経済がゆっくりと回復していくなら、1年内外で利上げの局面が出てくるだろうというものだ。リスクは、この利上げの時期が早まること、あるいは、利上げのペースが急になることだ。
 その観点で会見を読みとくと、物価の基調がそれほど強くなく、金融政策も物価より雇用を重視したものになる、とイエレン議長の姿勢を解釈する見方には注意が必要だ。TimDuy教授はむしろ逆に、イエレン議長の会見からは、彼女のタカ派的側面を読み取るべきだ、と論じている。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2014/06/fed-watch-janet-yellen-the-hawk.html