英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国モーゲージローン

 曇り空だが、気が遠くなるほど暑い。炎天下のテニス。
 米銀の収益の回復ぶりが著しい。JPモルガンウェルズファーゴが第2四半期の決算を発表した。マーケットの事前予想を大きく上回る数字だった。不動産関連ローンが収益をけん引したが、もし金利が高止まると、この収益も暗転してしまう懸念がある。収益が増加したのは、貸倒引当金が減少したことも収益増に貢献した。
 やはり問題は金利の動向。JPモルガンCFOは、もし金利が高土間れば、モーゲージ市場は3割から4割縮小する可能性があると警告している。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323740804578601793477372864.html?mod=WSJ_hps_LEFTTopStories
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0ee001a0-eb13-11e2-bfdb-00144feabdc0.html#axzz2Yu8Fjxp9
 スノーデン事件は、世界の反米感情を喚起した。スノーデン事件によって、イラク戦争以来の反アメリカ主義に火をつけたのだという。中国、ロシアに始まり、それが欧州に飛び火し、ラテンアメリカ諸国で新たな騒動を巻き起こしている。今週新たに判明したのが、ブラジルにある電話のインフラストラクチャーを使い、この地域の大規模な通信情報を集め、ラ米地域の政府をスパイしていた、ということが暴露された。米国は、小国の言うことには耳を貸さない、思い上がった超大国である、とみなされ始めている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0ee001a0-eb13-11e2-bfdb-00144feabdc0.html#axzz2Yu8Fjxp9
 スノーデン氏自身はロシアに駆け込み、金曜日に初めて公式に姿を現した。ロシアへの亡命を求めている。しかし、ロシア政府はスノーデン氏を2週間半にわたって空港の乗り換えゾーンに置き去りにしたままだった。姿を現したが、記者の同席は認められなかった。
 スノーデン氏は「1か月前までには、私には家族がいて、安らぎの場である家庭があって、非常に快適に暮らしていた」と述べた。そして、「そして、私にはいかなる法の保証もなく、あらゆる人々のコミュニケーションをいついかなるときでも探し出し、読むことができた。これは人々の運命を変える力であり、深刻な法の侵害である」と付け加えた。大変衝撃的な発言である。
 ロシアへの亡命申請は一時的なものであり、最終的にはボリビアベネズエラニカラグアへの永住が計画されているという。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/67660ebc-ead4-11e2-9fcc-00144feabdc0.html#axzz2Yu8Fjxp9