晴れ。
焦点のギリシャ総選挙。公的な選挙予測では、新民主党が優勢を保っている。新民主党が２９・５％、１２８議席を獲得する見通しであるのに対し、Syrizaは２７・１％、７２議席を獲得しそうだ。支援条件をひっくり返すことを主張している党が優勢とならないことに、欧州各国政府は安堵している。
ただ、新民主党は過半数を獲得できず。連立工作が必要になる。その過程で支援条件の見直しが不可避になりそうだ。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/333c9448-b845-11e1-a2d6-00144feabdc0.html#axzz1y0f6ukY3
第一党の新民主党、第三党のPASOKと合計で、支援を支持する政党で過半数を占める。
http://www.reuters.com/article/2012/06/17/us-greece-election-projection-idUSBRE85G0JC20120617
新民主党は何とか勝利。財政再建支持派で連立政権を組むことが模索される。少なくとも一時的には、ギリシャのユーロ離脱の恐れは遠のいた。しかし、連立政権協議の過程では政治的に不安定な状況が続きそうだ。
新民主党のサマラス党首は「Today the Greek people have expressed their will to stay anchored with the euro」と述べた。
ただ、これはサプライズではない。ある程度事前に予想されたシナリオだろう。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303836404577471872478772282.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
ギリシャの今後を考える上での１０の論点。
http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/06/17/1047971/greece-the-post-election-questions/
