英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ピムコの賭け

 今日は晴れだが、風が冷たい。花冷えというやつか。

 中東動乱の今後の焦点であるサウジアラビア原油生産について。
 http://www.ft.com/cms/s/0/4dc3f886-64f1-11e0-9369-00144feab49a.html#axzz1JJnsdH5w
 IEAによると、リビア危機に伴うサウジの原油増産は、想定より少なかったという。リビアの動乱で日量100万バレル以上の原油生産が失われたが、サウジの生産は2月と3月とも、日量890万バレルにとどまった。予想では日量900万バレルに増えると見られていた。
 理由の一つは日本の震災。サウジ原油の主要な買い手である日本の需要が一時的に停滞したことが挙げられる。
  
 英国のインフレ率が予想外に低下した。これでイングランド銀行に対する利上げ圧力が低下する。
 http://www.ft.com/cms/s/0/96a5df62-64e0-11e0-9369-00144feab49a.html#axzz1JJnsdH5w
 消費者物価指数は3月に4%に低下した。2月は4.4%だった。事前予想では2月と変わらない予想だった。
 商品やエネルギー価格の高騰は一時的なもので、最近の物価上昇は1月に付加価値税が20%に上昇したことに起因すると解釈されそうだ。
 付加価値税による物価上昇は一回きりなので、それを覗いた実質的な物価上昇率は3.3%。これは、イングランド銀行が目標とする2%のターゲットに近づく。
 
 ピムコが米国債の値下がりに賭けている。
 http://www.ft.com/cms/s/0/c72d28b4-6465-11e0-a69a-00144feab49a.html#axzz1JJnsdH5w