英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ジャクソンホール会合

 晴れ。

 アフガニスタンの首都カブールで自爆テロが発生した。少なくとも13人の米兵が殺害され、アフガニスタンの市民を数十人が亡くなった。西側諸国はアフガン脱出を急いでいる。

 爆発はISISによるものだとみられている。ペンタゴンのトップは、ISISが再びこのような攻撃を仕掛けている可能性があるとした。誰がやったかを見つければ、どこまでも追いかける、と述べた。

 自爆テロの被害者は、空港近くで被害に遭った。銃を持った男が市民や軍に発砲した後の出来事だった。近くのホテルでは別の爆発も発生している。ISISは報道機関を通じて犯行声明を出した。

 ISISをライバルだとみなしているタリバンの広報担当者は、この自爆テロを強く非難した。ただし、爆発は米軍の管轄下で起きたものだとした。

 AP通信によると、少なくとも60人のアフガニスタン市民がなくなり、140人以上がけがをしているという。

 8月31日の米軍撤退期限が間近に迫るなか、西側諸国は数千人のアフガニスタン人や外国人の避難を急いでいる。NATO諸国はバイデン政権に対し、撤退期限を延長するよう求めている。しかし、ワシントンはこの要求を拒否している。

 アフガン政府も期限延長を認めておらず、カルザイ国際空港周辺はカオスのような状況になっている。

 https://www.ft.com/content/817bfbaa-e62a-4cc9-b503-54d0a53dfc52

 ジャクソンホール会合を前に。今回のジャクソンホール会合は、コロナ禍が深まる中、米国経済の回復を確認するマイルストーンのような会合になるだろう。

 米国全体でワクチン接種のキャンペーンが行われた結果、コロナ感染者数は減少している。そして、コロナの最終にたまっていた貯蓄が使われるようになっている。

 普通の生活への急速な回復は、テーパリングを考える際の材料となりうる。雇用の回復とインフレ圧力も高まっている。

 しかし、今回のジャクソンホール会合はオンラインで行われることになる。政策のUターンは同時に、Fedが求められているバランス感覚に左右されそうだ。というのも、この先の回復軌道がどのようなものになるのか、だれも見通せないからだ。

 https://www.ft.com/content/806b507c-3c07-4e93-bc59-763dfeed0e32