英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国のヘルスケアコスト

 晴れ。
 なぜ米国人はヘルスケアに多くのお金をかけるのか。病院の合併がコスト高を招き、経済においてヘルスケア関連企業がますます力を持つようになっていると指摘している。
 米国はほかの先進諸国と比べても、多くの支出をヘルスケア関連に行っている。そして、その額はGDPの約20パーセントに近づいている。OECD諸国の平均よりも明らかに多い。
 こうしたコスト高を生んでいるのは何が作用しているのか。この記事のチャートで示しているのは、全体として米国人はヘルスケアを多く使っているのではなく、単価がますます高くなっている実態だ。患者も医者も病院も保険会社も、本当の値段を知りながら購入や販売を続けている。
 しかも、これだけの高額の支出を伴うにも関わらず、米国人の健康状態はOECDよりも悪い。
 米国の問題の一つは、ヘルスケア産業の不透明さである。消費者の健康関連支出は、医療保険を支払う方向に進んでいる。保険会社は医療提供者と価格について交渉するが、その値段が適正なのか、消費者には判断しがたい。
 https://www.wsj.com/articles/why-americans-spend-so-much-on-health-carein-12-charts-1533047243?mod=hp_lead_pos5