英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

トランプとTPP

 曇り。
 トランプ氏関連のセックススキャンダル。今度は、トランプ大統領の私設弁護士が、2017年後半に、元プレイボーイモデルに対し、160万ドルを支払う交渉を行ったことが明らかになった。このモデルの主張によると、共和党の上位資金支援者によって妊娠させられたのだという。
 問題の人物は共和党全国委員会の財政担当副議長のエリオット・ブロイディ氏。ブロイディ氏はロスアンジェルス拠点のベンチャーキャピタリストで、共和党で働いていた。ブロイディ氏自身は合意の上であったとして、事実関係を認めている。
 何か問題が起きると、職を辞することなく、黙って逃げ回る日本の官僚と大違いである。
 https://www.wsj.com/articles/trump-lawyer-michael-cohen-negotiated-1-6-million-settlement-for-top-republican-fundraiser-1523638726
 トランプ氏がTPPについて言及している。再びTPP交渉に参加する、という発言である。しかし、実現には大いに困難を伴う。トランプ氏が実質的により良い条件を求めているからだけではない。
 昨年、米国はTPP交渉から脱退し、残る11か国の間で交渉が成立した。各国は現在、批准に向けた動きをそれぞれ行っている。木曜日にトランプ氏が示唆したのが、11か国はすべての過程が壊れてしまうことを懸念している。
 https://www.wsj.com/articles/trump-talks-tpp-but-trade-partners-say-not-so-fast-1523621000