英字紙ウォッチング

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トランプ政権再編成

 朝方は薄曇りだったが、やがて快晴に。夏のような陽気である。
 トランプ氏はホワイトハウスのスタッフを大きく変更する考えだ。ロシア危機対応である。来週、トランプ氏が外遊から帰国するのを待って関連の会合が予定されている。
スパイサー報道官らの更迭が検討されている。
 外部の弁護士たちのリストが新幹部候補に挙げられている。
 トランプ氏は以前はアドバイザーに対し、変更することに疑問を呈し、現行のスタッフにこだわっていた。しかし、9日間の外遊を経て、状況が国内で変わり、政権を脅かす状況になってきたことに決心を変えたようだ。
 トランプ氏は現在、100%フォーカスしているのは、ロシアとの疑惑をめぐるモラー特別検察官の調査である。サウジアラビアでは2時間しか眠れなかったようだ。 
 トランプ氏は選挙キャンペーンとロシアの共謀を否定している。コミー長官を罷免したのは、彼が仕事をしっかりしていなかったからだ、と述べた。目立ちたがり屋だ、とも述べている。
 検討中の主要な変更は、顧問弁護士らにより投稿されている大統領のソーシャルメディア投稿だ。ツイートによって大統領の頭の中のものが世界に飛び出ないようにする必要がある。
 トランプ氏のツイートのうちのいくつかは、批判にさらされ、時には彼の広報チームを混乱させた。典型例がオバマ前大統領がトランプタワーを盗聴していたという証拠もないツイートだ。
 トランプ氏の側近たちは長いこと、彼のツイートを控えるよう試みてきた。今回、個人的な顧問弁護士を雇うことが検討されている。
 今回選挙キャンペーン中の幹部で、政権から外された3人を復帰させることも検討されている。しかし、ホワイトハウス内部ではこれは脅威だとみられている。ヘルスケアや税制などの問題のもつれをほどくかもしれない。
 しかし、中でもLewandowski氏の復帰は内部では脅威だとみられている。彼はキャンペーン中に記者に暴行したと非難されている。トランプ氏の子供たちの要求で、彼は追い出された。
 毎日のプレスブリーフも縮小が検討されている。広報担当のスパイサー氏は、土曜日のテレビショーでコメディのネタにされている人物である。
 https://www.wsj.com/articles/trump-eyeing-white-house-shakeup-1495831679