英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

オバマの警告

 曇。ひさしぶりの曇天である。
 20日に大統領職を退くオバマ大統領。最後の記者会見に臨み、中東や移民問題のような不安定な問題に注意深くふるまうように警告した。
 オバマ大統領は、大統領職につけば、彼の考えるビジョンや価値を推し進めるべきだ、としたうえで、エルサレム大使館のように挑発的な動きをすることは、中東の不安定性を高めてしまう、と警告した。
 また、子供時代に不法に米国にやってきた移民を送還するようなことをすれば、大統領を退いたあと、沈黙を守るとしてきた約束を破ると述べた。
 トランプ氏はイスラエルの大使館をテルアビブからエルサレムに移すと述べている。エルサレムイスラエルパレスチナ総合が争っている町である。
 また、ロシア制裁を解除することについても、オバマ氏は賛成しないと述べた。なぜロシアに制裁を課したのか。思い起こすと、核兵器問題があったからだ。
 http://www.wsj.com/articles/barack-obama-in-news-conference-says-donald-trump-deserves-room-1484773123
 米国の物価が上昇してきた。Fedによる利上げも視野に入ってきている。
 米国のCPIは昨年12月に2・1%の上昇率となった。主にエネルギー価格の上昇に主導されている。しかし、4年にわたる歴史的な低インフレ状態が終わりを告げようとしていることを示唆している。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-consumer-prices-up-2-1-in-december-from-year-earlier-1484746534