英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

止まらぬ米批判

 曇り。
 来週の日本銀行の政策決定会合をめぐって、観測報道がかしましい。
 米国の株価が下落した。原油価格の下落につれた下落である。株式市場や債券市場は中央銀行のアクションに注目しており、神経質な展開が続いている。
 中央銀行によるパーティは続くのだろうか。
 10年米国債は1・7%近辺で取引されている。6月23日以降、もっとも高い利回り水準だ。
 http://www.wsj.com/articles/stocks-steady-as-rate-rise-worries-ebb-1473752623
 フィリピンのドゥトルテ大統領の米国批判が止まらない。米国とフィリピンの軍事同盟を見直し、ロシア、中国からの兵器購入を検討する。麻薬と半武装勢力への対抗が理由だ。
 突然の米国離れである。ドゥトルテ大統領は同時に、フィリピン軍は南シナ海を米国海軍とともにパトロールすることをやめると述べた。北京政府を困らせるのを避けるためだ。そして、フィリピン軍は麻薬とテロ対策に焦点を当てると述べた。
 過去数十年間、フィリピンは米国と緊密な関係を築いてきた。中国に対抗するため、ワシントンとマニラは同盟関係を高めてきたのだ。
 しかし、6月30日にドゥトルテ大統領が政権に就いて以降、米国と距離をとるのを示唆するようになった。その結果、アジア太平洋地域の戦略的バランスを変える恐れが出てきた。
 ドゥトルテ大統領は月曜日、米軍はミンダナオから出て行け、と述べた。
 大統領の唱える麻薬やテロとの戦争により、すでに2956人が殺害された。
 http://www.wsj.com/articles/duterte-signals-shift-in-u-s-philippine-military-alliance-1473774873