曇り。気温も低い。
ヤフーに対し、英国のデイリーメールが買収の意向を示している。いくつかのプライベートエクイティ会社と話し合いを始めている。締め切りは4月18日。約40の会社がヤフーのビジネスに興味を示している。
デイリーメールによるヤフー買収の可能性は2つのシナリオがある。一つは連合を組むプライベートエクイティ会社がヤフーのコアとなるウェブビジネスを買収し、デイリーメールがニュースやメディア部門を買収する。
もう一つはプライベートエクイティがヤフーを買収後、メディアとニュース部門をデイリーメールのものと合併させることだ。
http://www.wsj.com/articles/u-k-s-daily-mail-explores-bid-for-yahoo-backed-by-private-equity-1460324999
中央銀行は大きく3つの過ちを犯しうると論じている。
一つは、金融危機が到来しつつあることを見逃す場合。2つめは、もちろん、金融危機後の低成長の一番の原因は財政緊縮であるが、低成長は金融政策の失敗も反映している。
筆者の考えでは、リセッションの初期にもっとも大きな失敗を起こしている。それは、金利がゼロ金利に近づくと、もはや金融政策が有効でなくなることをもっと声高に主張すべきだった、というものだ。そして、財政政策のほうが有効であると。
3番目のミステイクは米国と英国で今まさに起きている。それはサプライサイドの悲観主義とでも呼ぶべきものだ。
中央銀行は潜在成長率の水準を、金融政策の決定自身とは何か別のものだとして扱っている。それ自体はおそらく正しいが、そうではない可能性もある。
中央銀行がこの状況下でなすべきことは、多少インフレ目標を上回ったとしても、経済をしばし過熱させることだ。物価と賃金が目標を上回り続け、それでも供給が需要を上回る兆候が見えなければ、そこで初めてペシミズムが妥当であると考えうる。そして、そのとき中央銀行は物事を引き締めることができる。そういう実験を行うことによるコストはそれほど大きなものではないだろう。
そして、イングランド銀行やFedがそういう実験を行うようには見えないことが問題なのだ。
http://economistsview.typepad.com/economistsview/2016/04/can-central-banks-make-3-major-mistakes-in-a-row-and-stay-independent.html