英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

リセッションの可能性

 2016年4月時点の世界経済に関する覚書である。リセッションの可能性について見当している。世界経済の回復の可能性は、ドーンブッシュ流に言うと、インフレ撲滅を行う中央銀行によって暗殺されてしまったという。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2016/04/notes-on-the-global-economy-as-of-early-april-2016.html
 ジェフリー・フランケル。ちょっと不思議な記事である。
 日本が為替介入したのではないかとの憶測が飛び交っている。そう思わせる理由はある。円はドルに対し、今年に入って約9パーセントも増価した。ファンダメンタルズは円高を説明する要因はないのにも関わらずだ。
 土曜日のFTはBNYメロンのコメントを引いて、1993年半ば以降、20営業日ごとに平均して為替介入していた、と述べている。しかし、これはミスリーディングだ。日本は2004年以降、ほとんど為替市場に介入していない。最後の介入は2011年だ。
 http://www.jeffrey-frankel.com/2016/04/10/no-japan-does-not-intervene-in-fx-these-days/