英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

狙われた人民元

 曇り。
 FT電子版はずいぶん読みにくくなった。
 中国政府が人民元防衛に躍起になっている。投機資金による売り浴びせに対し、中国政府当局が買い向かっている。
 中国人民元の国際化に伴い、人民元レートの変動が激しくなっている。その最前線がオフショアで取引される香港市場だ。
 香港市場のオフショア人民元(CNH)のレートが上昇している。月曜日には13・4パーセントをつけ、過去最高値を更新した。こうした事態に対応し、人民銀行は人民元買いに出動している。CNHの弱さを和らげ、CNHとオンショア市場(CNY)のギャップを縮小させるためだ。
 市場では人民元を借り、外貨のローンで運用して、人民元が下落すると、ローンを返済するキャリートレードが行われている。
 中国人民銀行の為替介入により、香港にある人民元預金は1300億ドル相当にまで膨らんでいる。
 https://next.ft.com/content/af02419a-b819-11e5-bf7e-8a339b6f2164
 メルケル首相はダボス会議への出席を見合わせることを決めた。ケルン市の襲撃事件を受け、国内の批判勢力の圧力が強まっているためだ。
 事件はスマートフォンSNSを使った組織犯罪ネットワークの仕業だと判明した。
 https://next.ft.com/content/e57d527e-b796-11e5-bf7e-8a339b6f2164