英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ギリシャ囲い込み

 曇り。朝方は涼しい。
 ギリシャ交渉は土曜日に延期された。土曜日がラストチャンスになる。債権者団が提示した計画はギリシャ財務大臣が妨害した。自身のプランを提案したからだ。
 しかし、債権者側にギリシャ提案を受け入れる余地はない。ギリシャがデフォルトしても、その影響が拡散しないようギリシャを囲い込む(リングフェンス)ことを考えているからだ。
 交渉関係者によると、両者に一致点はまったくないのだという。交渉のゆくえは絶望的だ。
 債権者団がこだわっている点の一つが年金改革。退職年齢を2022年までに67歳まで引き上げるよう求めている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b54f3bba-1b12-11e5-a130-2e7db721f996.html#axzz3dvkny8sa
 サムスンに対し、外国人投資家が買収をこれ以上しないよう注文をつけている。事業が広がりすぎて、経営に悪影響を与えているとみている。
 具体的にはヘッジファンドのエリオットアドバイザーがサムスングループの事実上の持ち株会社に4月に問い合わせを行った。その際にサムスンと事実上の親会社であるCheilインダストリーとの合併の噂を否定したが、数週間後に実際合併計画を発表した。
 エリオットは7・1パーセントの株式を持つ大株主だが、買収案に反対する意向だ。親会社との合併は株主の利益を害するとの判断からだ。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-hedge-fund-prepares-for-showdown-on-samsungs-home-turf-1435233049