台風一過。晴れ。
TPP妥結に不可欠とされる貿易促進条項法案、いわゆるファストトラック(TPA)法案が、上院民主党の反対に遭っている。法案成立に必要な票数が60票も足りないという。
民主党内の反対派が主張しているのは、TPA法案と抱き合わせで3つの手段を導入すべきだという。貿易自由化によって被害を受ける労働者を守る措置や関税の法案、そして為替操作条項だ。
http://www.wsj.com/articles/senate-democrats-block-debate-on-obamas-fast-track-bill-1431457100
FTよりマーチン・ウルフ。難問を抱えている世界の貿易政策。いわゆるメガFTAがWTOの代替となることは本当に良いことなのか、と問いかけている。
確かにこの問いは難問である。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0911ea96-f803-11e4-8bd5-00144feab7de.html#axzz3ZhE23Ukx
米国政府による関連報告書。
https://www.whitehouse.gov/sites/default/files/docs/cea_trade_report_final_non-embargoed_v2.pdf
債券市場の混乱は続いている。欧州の債券市場のボラチィリチィが火曜日も上昇。株価にも影響している。
原油価格が上昇し、インフレ期待が高まっているため、債券価格に下げ圧力がかかっていた。投資家は大きくアロケーションを変更する動きに出て、それが債券市場に影響した。
ただ、ストラテジストらはテクニカルな修正過程にあるに過ぎないと見ているようだ。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/dd2f6afe-f887-11e4-8e16-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3ZhE23Ukx