英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

陰るヒラリー支持

 曇り。GW連休中、唯一の天候不順か。
 昨日の記事に関連するような記事。
 米国でエネルギーセクターのデフォルト懸念が高まっている。Fedの調べによると、米国内の銀行はエネルギー関連企業に対し、融資枠を減らし、担保積み増しを要求している。原油価格の低迷が一因だ。
 米銀が今年、延滞率の増加を見込んでいる。ただ、その融資総額は比較的小さく、早めの対策に動いている。エネルギーブームの次期に、米国の原油ガス企業は債務を増やしてきた。新たな技術によって、エネルギー生産を相当増やすことができると見込んだからだ。
 一方、このFedの調べでは、不動産向け融資姿勢はむしろわずかながら緩和されている。住宅所有者や住宅の買い手の借り入れ需要は以前より活発になっている。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-banks-expect-rise-in-energy-sector-loan-defaults-1430764065
 当初圧倒的に優勢とみられていたヒラリー・クリントン氏。ところが、世論調査をみる限り、そのリードはそれほどでもなさそうだ。
 WSJの調べでは、ヒラリー氏を支持しないと答えた有権者は42パーセントに上昇した。共和党陣営ではジェブ・ブッシュ氏がリードしているという。
 ヒラリー氏の支持低下の原因は、その資金集めやEメール問題だ。ただ、民主党陣営内での彼女に対する評価は揺らいでいない。
 資金集めの問題というのは、ヒラリー氏と夫のクリントン下大統領が運営する資金団体が外国政府から寄付を受け取っていた問題だ。
 しかし、こういった問題にもかかわらず、ヒラリー氏の支持率がそれほど低下しなかった点について、彼女には政治的なスタミナがあると評価する意見もある。米国のアイアンレディは「ガラスのあご」を持っていなかった、と。
 http://www.wsj.com/articles/clintons-negatives-rise-in-wsj-poll-but-democrats-stay-the-course-1430778624