英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

テーパリングは止まらない

 晴れだが、寒い寒い。今年の冬はこの数日間がピークだろうか。
 改めて感嘆するまでもないことだが、英字紙をざっと俯瞰してみると、世界では本当にいろんなことが起きている。
 ドイツでは軍隊のあり方をめぐる議論が起きている。きっかけは、アフリカのマリ共和国に対する軍事介入だ。ドイツ史上初の女性防衛大臣がその論争に火をつけた。世界におけるドイツの役割という問いが、ドイツ国内では論争になっているようだ。日本とは大違いの問題意識だ。
 ドイツではもはや、軍事介入について原則ノーとは言うべきではない、という議論が持ち上がっている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/8b453790-8e85-11e3-98c6-00144feab7de.html#axzz2sUinaHz9  
 ブラジルではコーヒー豆の価格が高騰している。熱波と小雨の影響で、ブラジルではコーヒー生産に影響が出るのではないかと懸念されている。特に、高級アラビカ豆で不安が強い。過去5日間で20%も価格が高騰した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e6dc4d96-8e67-11e3-98c6-00144feab7de.html#axzz2sUinaHz9
 米国ではシェールガス採掘に必要な水の不足が心配されている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a68d06e2-8e83-11e3-b6f1-00144feab7de.html#axzz2sUinaHz9
 雇用統計のプレビューである。1月の雇用統計の事前コンセンサス予想は18・1万人の新規雇用者数の増加。失業率は前月と変わらず、6・7%が見込まれている。焦点の一つは天候要因がどこまで影響するか。
 http://www.calculatedriskblog.com/2014/02/employment-preview-for-january-taking.html
 テーパリングの流れは止まらない。ハト派タカ派、両方の地区連銀理事の主張が奇しくも一致している。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2014/02/fed-watch-no-end-to-tapering-yet.html