英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

オフショア人民元

 晴れ。
 量的緩和の影の側面が指摘されている。英国での話。量的緩和によって国債金利が低下し、年金運用利回りも低下している。09年3月に導入されたQE以降、年金受取額は4分の1も下がった。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b149f532-53f1-11e1-9eac-00144feabdc0.html#axzz1lw12hxWh
 ギリシャでは救済の条件として一層の緊縮策が求められていることに対し、暴動が起きている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/93358966-53d9-11e1-9eac-00144feabdc0.html#axzz1lw12hxWh
 S&Pがイタリアの34銀行を格下げした。先月のイタリア国債格下げに伴うものだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/cbdf0702-5428-11e1-bacb-00144feabdc0.html#axzz1lw12hxWh
 FT紙がずっと追っていたLiborが操作されていたのではないかとの疑惑に関するジリアン・テット記者のコラム。ジャーナリストたるもの、金融の世界のうさんくさいことに突っ込むことをあきらめてはいけない、と説く。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/3d447b98-533e-11e1-aafd-00144feabdc0.html#axzz1lw12hxWh
 香港で小さいながら急拡大しているオフショア人民元市場の魅力が高まっている。市場はボラティリティが高く、流動性もないが、「点心債」(dim sum bond)の金利はそれを補って余りある魅力を醸し出している。
 ただ、問題は中国本土の資本取引規制が厳格なままなため、本土とオフショア市場の最低取引が限定され、金利ボラティリティが非常に高くなっている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1af1bf52-5095-11e1-8cdb-00144feabdc0.html#axzz1lw12hxWh