英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

1970年代の記憶

 晴れ。
 尖閣諸島に今度は日本人が上陸した。ナショナリスティックな動きが連鎖し、行動がどんどんエスカレートしていく。
 韓国との間では、the International Court of Justiceに訴え出て、経済危機に際しての金融的なつながりを断つと脅しもかけている。   
 http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444508504577594813556506158.html?mod=WSJASIA_hpp_MIDDLEThirdNews
 今週は木曜日と金曜日に欧州で重要な会合が予定されている。木曜日にはメルケル・オランド会談が開催される。金曜日にはスペイン政府による銀行救済策の詳細が発表され、ギリシャのサマラス首相がメルケル首相と会談し、その後記者会見が予定されている。
 http://www.calculatedriskblog.com/2012/08/schedule-for-week-of-august-19th.html
 Fed自身のインフレ見通しによれば、今後2年半は目標インフレ率を下回って推移すると予想されている。しかし、Fedは金融緩和に踏み切ろうとしない。それは、1970年代の猛烈なインフレの記憶がバーナンキ議長をはじめとして強く記憶に残っているからだ。
 ただ、年率2%の成長や毎月15万人ずつの新規雇用者の増加、長期的に望ましいとされる水準でのインフレ率は、資産買い取りや時間軸政策、ツイストオペなどで達成できるのだろうか。目的と手段との整合性は、今一つ明らかではない。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/08/fed-watch-self-fulfilling-prophecies.html
 関連で、アトランタ連銀のAltig局長のコメント。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/08/macroblog-the-unfortunately-consistent-record-of-the-recovery.html